特集記事

空手道部
2015.12.29

新春スペシャル対談 空手道部・西村×水上競技部・一ノ瀬

西村×一ノ瀬対談 サムネイル

新年あけましておめでとうございます。キンスポの今年第1号記事は、空手道部・西村拳(経営2)と水上競技部・一ノ瀬メイ(経営1)による新春スペシャル対談!!近畿大学体育会を代表する2人のトップアスリートによる夢の対談が実現。お互いの競技についてや、今の課題、そしてオリンピック・パラリンピックについて熱く語り合った。 今年度、国際大会で多数のメダルを獲得した日本を代表する空手道家・西村と、世界選手権で決勝進出を果たした注目のパラスイマー・一ノ瀬。空手道は2020年東京オリンピック・パラリンピックでの採用が濃厚となっており、両者ともに東京大会でのメダル候補として注目を浴びている。また、一ノ瀬は来夏のリオデジャネイロパラリンピックへの出場が有力視されている。数多くのメダリストを排出する本学体育会において、今最も注目を集める2人による対談は白熱し予定時間を越え90分間にも及んだ。




ken20151128-29プレミアリーグ オキナワ・ジャパン決勝渡邊戦

西村拳(経営2)

生年月日:1995年12月31日

出身:福岡県福岡市

出身校:宮崎第一高等学校

 空手道界のプリンス。長い手足を生かした蹴り技だけでなく、突きや投げ、足払いなど多彩な攻撃でポイントを奪う。スピードとテクニックが武器。今年の全日本学生個人・団体の2冠に輝いた学生最強王者。東京オリンピックで採用される予定の空手道で金メダルを狙う。名将・木島明彦監督に「空手道界を背負う男になる」と言わしめる。西村の所属する近畿大空手道部は、世界選手権4連覇のギネス記録を持つ若井敦子氏らを輩出した名門中の名門。インカレ男子団体では、ここ10年で8度優勝の常勝軍団。父の西村誠司氏は世界選手権で優勝経験を持ち元日本代表監督も務めた。最強の遺伝子を引き継ぐサラブレットでもある。

<主な戦績>

小学生時代:全国大会出場

2010 年:全中選抜5位

2010 年:アジアカデット-63kg級準優勝

2012年:インターハイ個人組手優勝

2013年:国体少年組手2連覇

2014年:アジアU-21優勝

2015年:アジア選手権団体優勝

2015 年:U-21世界選手権-75kg級準優勝

2015年:全日本学生個人優勝

2015年:全日本学生団体優勝




meimei ichinose kinki

一ノ瀬メイ(経営1)

生年月日:1997年3月17日

出身:京都府京都市

出身校:京都市立紫野高等学校

 リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの出場を目指す日本記録を4つ持つパラスイマー。生まれつき右ひじから先がない。3月の選考会で代表入りし、リオパラで決勝進出することを目標に掲げる。今シーズン5種目で7度自己ベストを更新。200m個人メドレーでは大学に入りタイムを7秒近く縮めた。一ノ瀬が近畿大学入学後、練習で使用し始めた義手を作る技術が、今後パラ水泳用だけではなく入浴時に水に強い義手として一般に使われるようになる可能性があるなど、彼女の行動は社会に大きな影響力を持つ。高校3年時には、全国高等学校英語スピーチコンテストで障害の「社会モデル」についてスピーチし優勝。昨年12月には国連70周年のシンポジウムに学生代表として登壇するなど、水泳だけでなくマルチに活躍。パラ競技の普及や振興を使命としている。東京オリンピック・パラリンピック招致の公式ビデオにも出演。『パラリンピック競技団体共同オフィス』オープン発表記者会見には、パラ選手の代表として車いすテニスの国枝慎吾選手らとともに出席した。昨年の近畿大の入学式では新入生総代として宣誓を行った。「水のプリンセス」とも呼ばれる。

<主な戦績>

2010年:アジアパラ50m自由形S9銀メダル(史上最年少の13歳で出場)

2014年:アジアパラ200m個人メドレーSM9銀メダル

2015年:世界選手権200m個人メドレーSM9決勝進出

2015年:ジャパンパラ2冠(200m個人メドレーSM9、50m自由形S9)

2015年:日本選手権2冠(200m個人メドレーSM9、50m自由形S9)




 kenn mei

 

  初対面という事ですがお互いの第一印象はいかがですか?

西 村 綺麗な方だなと。

一ノ瀬 言わせてる(笑)。思ったより顔がシュッとしている。言われません?写真で見た時はもっとごっついかと思ってたけど、思ったより細身だった。

西 村 試合のときは怖い顔ばっかりしているので言われたりします(笑)。初対面の人に大概空手やってるって言っても絶対信じてもらえないです。色白やし細いし。

 

  お互いの経歴で気になる点はありますか?

西 村 見て何回も自己記録更新されるのですごいなと思いました。自分達は対人競技なので相手に勝ったら良いですけど、記録を縮めるのはきついじゃないですか。見てすごいなと思いました。

一ノ瀬 やったー。私は、(西村さんが持論で)考えて練習しないと意味がないって言ってはって、今自分の課題が大学はいるまで練習量が少なくて大学に入ってから練習量が二、三倍に増えていて、その中で練習の質が落ちていると思っていて、質をどうやって上げるかを参考にさせてもらおうと思います。

一ノ瀬 空手道部は週何回練習があるんですか?

西 村 毎日ですね。シーズン中は週7回毎日みっちりやっていて、朝から夜まで道場でやっています。

一ノ瀬 練習はやればやるほどいいものですか?

西 村 練習することにこしたことはないとは思っています。そこで練習の仕方を間違えたり、ハードワークになったら、体を壊したり。格闘技なので、実際殴り合いをするので一歩間違えれば半年間ベッドの上とかあるかもしれないのでそこら辺は考えつつ練習してます。

一ノ瀬 すご。格闘技っていつもどんな気持ちで試合してるか不思議やねんけど、何考えて試合してはるんですか?

西 村 やっぱり相手に勝ちたいから。負けず嫌いなので自分。やるからには勝ちたいし、それしか得意分野ないので、(一ノ瀬選手のように)英語もできないし、しゃべりもダメなんで。空手ぐらいしか能がないので、せめて自分の得意なことぐらいは負けたくないですね。

 

  お互いの競技の印象はどうですか?

 西 村 (空手道の)初めの印象って分かりにくくないですか?

一ノ瀬 うん、何がどうなってどうやって勝ちなのか、対談前に試合の映像をみたけど正直分からなかったです。でも、この前空手道部の子と話してて、それまで空手は格闘技というイメージが強かったんですけど、綺麗さ、芸術的な面もあるって聞いてフィギュアスケートに通ずるものがあるという話をしてくれて、そーなんやと思ってそれが意外でした。

西 村 ボクシングとかはどんな殴り方でも相手を倒したら勝ちですけど、空手は突き方とか足の位置とか強さとか見栄えとかでポイントが変わるので見せ方は、すごい大事ですね。見せ方も大切なので、それがほかの格闘技と違います。ポイント制なので相手を倒したらいいという競技じゃないです。良く勘違いされるんですけど。空手には柔道みたいに投げ技もあるし、蹴り技もあるし、回転蹴りもしていいんですよ。

一ノ瀬 知らなかった。生で見てみたいな。

西 村 ぜひ今度見に来てください。自分も行くので(笑)。

一ノ瀬 水泳も見に来てください。

西 村 一度練習されているプールをちらっと見たことあるんですけど広いですよね?

一ノ瀬 広いですよ。関西で一番いいプールですよ。大学では。

西 村 そうなんですか?

一ノ瀬 だから近大に来たんですよ。一番施設が良い。小学校や中学校の25mプールあるじゃないですか、あれがどこの大学も普通そうなんですけど、50mプールで屋内を持ってるのは近大だけなんですよ。めっちゃ恵まれてます。

 

  (西村選手は)水泳は今まで経験したり見たことはありますか?

西 村 自分は少し水泳をやっていて、小1から中1ぐらいまで。空手をやる上で全身の筋持久を鍛えるためにしていました。

一ノ瀬 やっぱり空手のために考えて。

西 村 でも最初はそういうつもりじゃなくて、小さい頃は空手がすごく嫌いでした。自分のお父さんが空手の先生で物心ついたころから空手やってて、それで小さい頃から制限されていて嫌でしたし、逃げってばっかりで、怖かったんです。それで、母さんに「水泳いく?」と言われ、やってみたら結果楽しくて。自分は楽しく水泳してたんですけど、父は筋持久力を鍛えるためにさせていて、裏で手を組まれてました。最終的に自分で空手をやると決めてからは、毎日ちゃんと空手の練習に行ってました。それで、中学の時にちょっとだけ成績を残せて宮崎の高校に空手で行くことができました。

 

  水泳のパラリンピックの種目というところではどうですか?

西 村 あまり関わることがなかったんですが、プロフィールや(一ノ瀬選手が載っている)雑誌読ませていただいたんですけど、すごくいきいきされているというか、本当に自分で記録を打ち破ってすごいな思います。

一ノ瀬 ありがとうございます(笑)。

西 村 空手も車いすの形があったり、パラリンピックでの採用を目指しています。

 

  西村選手の課題は何ですか?

西 村 自分は細い体型で、この冬ですこし体を作って、日本国内じゃ勝てるかもしれないですが、世界大会とか目指したときに外人はもっと最初から質も違いますし、自分は-75kg級という階級なのですが、相手もギリギリに合わしてくると思うので自分も増やして外人に対抗できる体を作りたいなと。今の体重は72、73kgぐらいなのでもう少し増やしたいです。

一ノ瀬 75㎏までいってもいいんですか?

西 村 計量するときに75㎏以下だったらいいです。ぶつかり合う競技なので(体重が)あったほうが有利ですね。

 

  一ノ瀬選手は筋肉トレーニングで体重が増えましたよね?

一ノ瀬 完全に増えました。大学に入ってから。今までウェイトトレーニングしたことがなくて大学に入ってから週2回ウエイト、週8回泳ぐので全部で週10回練習です。

西 村 週10回練習!?週7日なのに。

一ノ瀬 月曜から順に2回ずつ、水曜だけ1回練習で日曜は休みです。練習が増えたので筋量は増えたはずです。太ってはいない(笑)。

西 村 (空手道は)シーズン中の練習では、筋トレは一切せずに実践練習がメインで、筋トレは自主的にやっていて、インカレが終わったこの時期に体を作る練習ということで週2回ぐらいすぐそこのストレングスルーム(記念会館にあるトレーニング施設)を使って筋トレをします。

一ノ瀬 水泳は全身運動で、水の中でやる競技で無重力なので体幹は凄く大事です。体幹がなかったらやっぱり普段重力で支えられているけどそれがないので同じ姿勢を保とうとしても厳しいので体幹はすごい大事です。練習前後みんなやったりします。あとは足のキックと腕のプルで進むので、そこを別で足を鍛えて腕を鍛えてというのをウエイトでやったりします。

西 村 空手は筋トレの半分ぐらいが瞬発系、アジリティ、敏捷性をあげるトレーニング。空手はスピード競技なんですよ、突きが遅かったら避けられてしまうので早め早めにだすということで筋トレはそういう瞬発系の方が割合多いです。

 

  ノ瀬さんの最近の課題である練習の質について詳しくお願いします。

 一ノ瀬 中学、高校はほとんどひとりで練習していて技術メインで、泳ぎこむということを全然していなかったです。体力がなく練習の強度も弱かったので、大学では泳ぎこんで今まで身につけてきた技術や泳ぎのフォームを安定させ体力もつけて、最後までもつようにと泳ぎ込めるよう強豪校の水泳部に入ろうと思いました。大学に入ってから最初の方は練習に全然ついていけなく、必死についていくだけで体力もついて記録も上がったんですね。けど、今はある程度慣れてきたので、ついていくだけで伸びる時期は終わったと自分では思っています。これからは練習量が多い中でいかに一回一回の質を上げれるかというのを課題にしているんですけど、なかなか難しくて。練習がきつくなっていくと練習を楽に終わらせる泳ぎになってしまうんですね。でもその泳ぎと試合で早く泳ぐための泳ぎは少し違って。このギャップがどんどん開いていくと試合の時に記録が出ないので、それが今、自分の中での問題で、出来る限り試合の時の泳ぎで練習も追い込みたいですがそれがまだ出来ていないです。

西 村 少し共感できるところもあります。簡単に質を上げると言っても難しいもので、自分も1年生の最初の時は大変でケガしたり、ついていくのに精一杯で「質を上げろ」と言われて、何をしたらいいんだろうという時もあって自分も悩んだことがありました。自分は練習に慣れていって少し余裕が出来た時に周りが見えました。最初は一杯一杯で狭い範囲しか見えていなくて、少し余裕ができた時に周りが見えるようになったので、練習中にあの人はこうしてるけど、でも自分にはこれが合っているからこうだとか考えるようになりました。負けず嫌いなので、変なところ意固地になっているんですけど、自分はこっちの方が合っている、強くなっていると思ったらしっかりやりきれるし、もちらん周りの人にアドバイスいただいた言葉はしっかり受け入れつつ、やってみて合ったら取り入れて合わなかったらスルーしてって感じです。

 

  空手道部は大会前の練習量も日本一ですよね?

西 村 そうですね。基本は普通の時は、12時から3時だけで練習終わりなんですよ。夜に毎日6時から10時までやっているんですけど自主練なので行かなくてもよくて。でも最後の11月の全日本前とかは朝練で9時から11時をやって1時間休んで12時から3時、また夜8時から10時と1日3回の練習を2ヶ月間今年はしました。

一ノ瀬 なんで!?凄い

西 村 例年に比べきつかったのは今年創部70 周年で監督も70歳で節目の大事な時期なので。大会前の合宿は4部練(1日4回練習)でしたけどね。さっき言った3部練に早朝の朝早い時間の練習が加わって1日4回練習してました。

一ノ瀬 水泳の場合は試合前、練習量を落とすんですよ。だから、逆に増やすんだと思って。

西 村 2、3日前になったらさすがに練習量を落とします。そこまでは追い込まないですよ。2、3日前ぐらいまではしっかり練習して、あとはみんなで調整してチームで一致団結していきますね。

一ノ瀬 3週間ぐらい前から練習量、落して行くんですよ。大事な試合は3週間かけて量から質に移行していくんですよ。ジョギングからダッシュに変えていくようなイメージで3週間かけて徐々に試合に持っていくので今聞いてびっくりしました。最後の1ヶ月でそんな追い込むんだと思って。

西 村 死ぬかと思いました正直(笑)。でも優勝できてみんなで監督と小さい頃からお世話になっている前主将の工藤開(経営4)先輩を胴上げしてみんなで嬉し泣きできて結果としてはオーライかなって思いますね。

一ノ瀬 仲よさそうですね?空手道部。

西 村 かなり仲いいです。ファミリーみたいです。

一ノ瀬 仲いいのいいですね。うらやましいです。今チームの目標がインカレでシード権獲得でインカレ上位8位校がシードをとれるんですね。個人個人が頑張らないとシードが獲れないないんですけど、それをめぐって部員同士でぶつかることもありますね。見習いたいです。

西 村 でも空手とかは競技上、簡単にいったらど突き合いするので血だらけですよ。競技の特性上(突きや蹴りが)あたることもあるのでそれぞれレギュラーを懸けてやるので。空手は(レギュラーは)男子10人女子6人で、男子は10人がレギュラーに入れても試合に出れるの5人だけなんですよ。女子は3人しか試合に出れないです。みんなその10人じゃなくてレギュラーの5人に入れるように全力かけてやるので。

一ノ瀬 狭き門ですね。

西 村 何人かを選ぶために1日かけて部内戦して、その時にどつき合いして血が出たりとかしょっちゅうですね。

一ノ瀬 やからこその信頼関係とかありそうですよね。

西 村 そこで手を抜くのは相手に失礼ですし、相手も全力でぶつかるので、仲いい分そこは割り切ってます。じゃないと強くならないですからね。

一ノ瀬 そうですね。水上競技部はオリンピアンでメダリストの山本貴司さんが監督に就任して今年から強い選手を集めて強化していったりしてるとこで、部内のルールを改正したり、改革を行ったりしてまだこれからの発展途上のチームという感じです。

 

  一ノ瀬選手は障害者水泳の大会に出場することが多いですが、インカレでのシード権獲得を目標にするチームの中で目標を共有できていますか?

 一ノ瀬 正直やりにくいところもあって、でも自分が近大ような強豪校に入ったのはパラを目指す人とオリンピック目指す人がほんとに練習環境が今の日本ではバラバラなんですけど、イギリスやオーストラリアとかは一緒にやっているんですよ。海外はパラのトップとオリンピックのトップが絶対一緒にやってて、そういのを日本でも広めたいなと思って。まずは自分が強豪校に入るとこから始めて。でも練習で泳いだら腕がない分遅いので、全く同じ練習メニューをこなせないんですね。部員が40人いて、コーチが他の39人のために作ったメニューに合わせて自分は道具を着けたり、200mを150mにしたりして合わせていて、やりにくいところも正直あるし、そういう意味でも練習の質を上げにくい。高校の時の方が練習量少なかったのに、今より試合前自信があったんです。今はみんなのやっている練習メニューが100%としたら自分は距離も本数も削ってて70~80%しかできていないというイメージが自分にとって強くて。高校の時より練習量がめっちゃ増えてるのに、みんなの100%に自分が満たしてないというイメージがあって、試合前に自信がなくて。それをどうしていこうかなというのが今なんですけど、でもみんなと目指しているものは違うので比べてもしゃーないなー思って。そこで、練習メニューを家に帰って書き直すようにしてて。今までだったら練習ノートにみんなの練習メニューを貼って3本というところを消して(自分が練習した)2本と書き直したりしていたんですけど、そしたら削っているイメージが強かったので、完全に真っ白なところ書きなおすようにしています。あとはチーム目標がインカレのシード権獲得なんですけど、標準も高いし関カレの決勝出れたら余裕で世界新やし、正直自分は関係ないと思っちゃってるので、そこが変わってきたら、もっといいかもしれないですけど。やっぱり、どうやったらチームに貢献できるか考えるんですけど、気持ちの部分では負けたくないと思ってて、それをチームにどう示して、どういい影響をあたえるかを今すごい考えてます。

西 村 先駆者ですね。近大入って私はこうしたいというのがあって凄いと思います。普通は思えないですよね。いろいろ理由があって前例がないところでやるというのは凄いと思います。

 

  今年は一ノ瀬さんが世界水泳に出られているときに関カレ、インカレの時はジャパンパラがあったりと、大学の試合とパラの試合が重なりましたね。

西 村 かぶっちゃうんですね?

一ノ瀬 だから、(大学の試合は)両方行っていないんです。応援にも行ってない。行けてない。

西 村 (空手の日本代表と大学の試合は)かぶらないように連盟が動いてやってくれますけど。

一ノ瀬 パラとオリンピックの試合が一緒じゃないんで。そう、だから、パラの世界選手権行ってる間にオリンピックの方の日本選手権とか、やっぱ全然違うんです。大学の試合も、やってはったんやったらわかると思うんですけど、バタフライ両手で泳ぐじゃないですか。で、絶対最後タッチ両手でしないといけないっていうルールあるじゃないですか。私らの場合は、両手タッチないからできひんから、両手タッチをしようとしている意思をみせなさいっていうルールで。ルールエクセプションっていって、そういうふうにちょっとずつ人によって障害に合わせて、自分のためのルールがあるんですね。でも、大学の試合たまに出るんですけど、それで大学の試合でバタフライ例えば私が出たとしたら失格になるんですよ。片手でタッチしているというので失格とられたりもするんですよ。だから、そういう意味でもまだまだ共存してないという風に感じるし、まず、試合に出れないので大学の方の。そういうところももっと上のレベルですけど変わっていったらなと思う。

西 村 嫌というかね。

一ノ瀬 笑えますよね。片手しかないのにさー、両手タッチできひんくて失格とか。ほんまにまだまだやなと、いっつも思うんですけど。

 

  それで言ったら、空手道もオリンピックとパラリンピックが別々ですね?

西 村 そうですね。別々にやってますね。たまに、世界大会の時にそういうパラの代表の人が来て、みんなの前で披露して、こんなにも頑張ってますみたいな感じで、少しでも交流を深めるっていうのはありますね。まあ、でも空手界も一緒にやってないですね結局。

一ノ瀬 海外は一緒なんですよ。試合が。オーストラリアとかやったら、パラの人が泳いで、その後にオリンピック。パラ、オリンピック、パラ、オリンピックって交互にずっと試合やってるから、同じ試合会場で同じ日にやってるんですけど、日本はまだまだやからそうなってったら一番いいかなと思うんですけど。

西 村 空手もそんな感じですね。国によっては、交互にしたり一つの大会で一緒にしたり。ばらばらにしないでまとめてやったりしますね。海外の方が対応力というか柔軟性があるなと思います。

 

  空手道の日本のエースである荒賀龍太郎選手が、昨年の6月にオーストラリアのパラリンピックの空手道選手と一緒に練習されてますよね。

西 村 荒賀先輩クラスになると世界の中でも本当にトップのトップなので、色んな人が荒賀先輩と一緒に練習したいって来てますね。この間、沖縄でプレミアリーグあった時に、イランの選手とアゼルバイジャン、ドイツの選手がいたんですけど、全員各階級のトップクラスの選手なんですけど、その人たちが練習の時も荒賀龍太郎先輩とやりたいって言ってずっとやってて、今度イランおいでよこっちが全部用意するからって言われたし、単純にすごいなって思いました。世界のトップが荒賀先輩とやりたいって言ってるのを見てこういう選手になりたいなと思いました。世界のトップ選手が求めるような選手に。

 

  一ノ瀬選手がどうやったらチームに貢献できるとおっしゃっていましたが、空手道部はチームの団結力がすごいですよね。

西 村 結局、空手道も個人個人の力があって団体戦なんですよ。個人の力があって、それがまとまらないといけない、個々の力なんで、チームというより個人のスキルアップをしてからチーム力っていうか。それこそ練習しまくるから、空手道部練習ですごい声出しするんです。

一ノ瀬 聞こえます!

西 村 うわぁー言うて、へばってるやついたらケツ叩いて「頑張れよー」って言ったりとか。しかも笑顔でそれ言うんで。そういったところで、まあ、声の掛け合いはちっぽけな事かも知れないけど。まあ、さっき言ったぶつかり合うから分かり合えるし。アドバイスもお互いしあえるから信頼関係が生まれて、徐々に徐々にまとまっていって、大会前のラスト一ヶ月でがっと追い込んで。そこでみんな頑張ってるので、サボってたら少ないので目につくんで、自分とかやっぱり周りのやつが言うんですよ。「何さぼってんねん。しっかり頑張ろう」っていって励まして。チームワークを作るというか、何ですかね。

一ノ瀬 自然とできてきてるんですねー。

西 村 そうですそうです。故意的に作るんじゃなくて自然と出来てるんで、信頼関係の賜物やと思います。

一ノ瀬 全員がやる気ある感じが話聞いててわかります。全員が全力というか。

西 村 それでも頑張らないやつとか、さぼるやつとかは置いてかれるというか、やっぱり何ですかね、本気で日本一を目指す人に失礼じゃないですか。上に行けば行く程、厳しいことを言うとそういう人たちにかまってられないというか、本気で目指す人にとっては邪魔やし士気が下がるので切る、帰ってくれって。まあ、そう言っても、やっぱりみんなで頑張りたいので後で一人一人と話し合ったり相談に乗ったりします。悩んでてそうなったのかなとか、ケガしてるのかなとか、考えますね。

 

  インカレの決勝前の雰囲気の作り方もすごかったですね。

西 村 今年のインカレはチーム力と言うか団結力では負けないと思ってたんですけど、みんなちょっと70周年ということに対してプレッシャーが懸って、決勝こそみんなすごくよかったんですけど、準決勝までが少し。自分もそうなんですけど、団体戦では負けなしやったんですけど、負けと引き分けがあって、全日本個人取ってる自分が負けてはいけない、近畿大学にも日本代表にもジャパンを背負っているのに負けてしまって。雰囲気が悪くなって、はたから見たら近畿大学負けるんじゃないかって言われてしまったんですけど。そこで、前主将の工藤さんが「これじゃいかん」ってミーティングをして、レギュラーだけじゃなくてチーム全員で、円陣組んでしっかりやろうと気合を入れなおしました。女子はその時負けていて、泣いてる人もいたけど、気持ち切り替えて、コーチもOB・OGも円陣に入ってぐわーって盛り上げて、おかげで決勝は笑顔で臨めました。

 一ノ瀬 強い集団って感じしますね。すばらしいチームですね。

西 村 近大空手道部には日本一や世界を経験している先輩方がたくさんいらっしゃるので、指導してくれて、勝ち方やチームの作り方も教えてくれて。一人一人が考えならチームを作っています。でも、やっぱりありますよ。大会前に早めにレギュラーを決めるんですけど、外れた人は絶対出場機会ないじゃないですか、どれだけ厳しい練習しても。

一ノ瀬 でも練習はするんですか?全員で。

西 村 そうです。そこは、最初ぎくしゃくしますよ。今年は1ヶ月前に、レギュラーが発表されてされて、4年生の中にはそこに入れない人もいて、4年生は4年間その大会に向けて頑張ってきたのに1ヶ月前に出れないって言われて。考えたらすごい嫌じゃないですか。それだけのために頑張ってきたのに、泣きますよね。1ヶ月前に1年生がレギュラーに入ったりして。練習中に、ぱーって走っていって目を真っ赤に腫らして帰ってきて。その先輩方がすごいなと思ったのは、そこで腐らず、後輩に「絶対優勝しろよ!頑張れよ!」って声かけてくれて近畿大学で4年間培ってきたものは大きなと思いました。絶対嫌じゃないですか?自分絶対嫌です。自分やったらたぶん腐っちゃいます(笑)

一ノ瀬 (私なら)帰るわ、家(笑)

西 村 ほんとにそんな感じですよね。1ヶ月前に部員全員の前で宣告されて、そんな先輩方の分まで頑張ろうと思いました。空手道部には、毎年の流れと言うかそういうのがありますね。こういう時はこうしてみたいなものがありますよね。先輩方がしっかりと土台を作ってくださっているのでそれを受け継いでいる感じですね。

 

  ここ10年で8回日本一ってすごいですよね。

 一ノ瀬 考えられへん。すごい!個人やったら考えられるじゃないですか、団体でそれするってほんまにすごいですよね。だって、メンバーも変わるじゃないですか。大学なんで。

 

  卒業生が常に練習に来られますね。

西 村 日本一や世界一になられた先輩方が、仕事休みの日は指導に来てくれますね。毎日誰かしら来られます。卒業された日本代表の篠原浩人(平成23年度卒)先輩もよく練習に来られます。言ってみれば近大は日本一強い大学だから、現役で競技をされている方たちにとっても練習になるので。卒業された現役を続ける先輩もナショナルチームに入ってるし、練習に来てくれる。

一ノ瀬 こっちはこの間卒業した4回生ですらほとんど来ない

西 村 そこらへんも、すごいですよね。インカレの時も近畿大学の上下真っ青の部のジャージを着るんですけど、かっこいいかかっこ良くないかって言ったら、かっこ悪いと思うんですけど(笑)。でも、それを着て、まあ、目立つんですけど、そのジャージを先輩の方々が全員着て。

一ノ瀬 えー。

西 村 ほんとですよ。全員着てくれて。会場をみた瞬間そんなうん十人の集団がいて。そんなの他に探してもないですね。近畿大学だけなので。うん十人来てみんなで頑張れよって激を飛ばしてくれるのでそういったところも自分は好きです。

一ノ瀬 すごいですねー。

西 村 そういう先輩方の姿を見ているから自分も大学を卒業した後でも行こうと思っています。 他の競技でもうん十人が来るということはないと思います。それでいうと、こぶし杯という数年前に出来た大会があって。近畿大学空手道部主催の幼稚園児から中学生の大会で、審判、大会役員が全員現役と卒業生の方で木島監督が大会会長されていて。運営も卒業生が現役生に指示して、各都道府県に例えば大阪府は何人の選手と審判を派遣してくださいみたいな通知を出して。内輪だけの大会で、出場資格が近畿大学空手道部の卒業生と現役生の関係道場のみで、外部から参加しようと思っても来れない本当に身内の内輪だけの大会なんですけど。

一ノ瀬 でもそれ来て、近畿大学のこぶし杯に出て絶対ここの大学の空手道部に入りたいと思う子もきっといますよね。

西 村 そう思ってもらえるように、大会期間中にセミナーをやってみたり。現役日本代表の卒業生の先輩が何人かいらっしゃるので、子供たちに日の丸をつけたジャージで指導して、毎年参加人数も増えています。

 

  東北のいくつかの県を除いたほぼ全ての都道府県に卒部生がいると聞いています、すごいネットワークですね。

西 村 たくさんの卒業生がいらっしゃるので全国大会とほぼ同じ規模で、レベルもかなり高いです。空手道部の1回生に山口出身の子がいるんですけど、その子のお父さんが木島監督の最初の頃の教え子で、言ったら孫にあたる選手が今年入部して。その子は何十年も前の先輩の息子で、木島監督の孫の教え子第一号になっています。

一ノ瀬 メイも空手道部に入ったらよかった(笑)。

西 村 あっ、そういえば自分、今度パリの大会出ることが決まりました。オープン・ド・パリっていう大会で1月末にあるんですけど。

一ノ瀬 かっこいい笑)。名前がかっこいい!

西 村 基本的に本当はKARATE-1プレミアリーグっていう大会なんですけど、異名じゃないですけどパリでやる大会だけはオープン・ド・パリって言います。去年、旅行でパリに行ったんですけどめちゃくちゃ良かった。また行けるなと思うと結構嬉しいです。勿論遊びでいくわけじゃないんですけど、観光もできると思うんでめちゃくちゃ嬉しい。

一ノ瀬 いいな~、雰囲気味わえますよね。

西 村 そうですね。外国行くの好きですか?

一ノ瀬 好きです。外国の試合の方がテンション上がりません?

西 村 上がります!全く違うんで。日本国内の大会だったら拍手とか声援ですら注意されるんですよ。「うるさい」と。外国は大勢で地団太踏んだり、ブブゼラ鳴らしたり、あとは指笛したりする。(顔に)ペイントして、サッカー見たいにダンスしてそれが当たり前なんですよ。そうしないと盛り上がらないでしょって言うのが外国の考え方、僕もそういうの大好きなんですよ。なんかワーってなる感じ。日本だったら相手チームが技を決めたらブーイングじゃないですけど、「今の入ってないだろ」みたいな野次を飛ばしたりする。外国だったらめちゃくちゃきれいな技決めたら相手でも拍手しながら「ナイスジャパニーズ、サムライ!」って言われる。そういったところが自分はまた好きで、自分もテンション上がるんで。

一ノ瀬 決めたら決めた分だけそうやって、盛り上がるって頑張れますよね!

西 村 そうですね。自分はそういった雰囲気とか本当に大好きですね()調子乗りなんで、おだてられれば、おだてられるほど(笑)

一ノ瀬 褒められたら伸びるタイプや!

西 村 怒られたらシュンってなりますね(気持ちが沈むポーズ)。調子乗りのペラペラしゃべりなんで(笑)。

 

  一ノ瀬選手は2020年のオリンピック・パラリンピックの開催都市が東京決まった時、遠征に行けなくて残念とおっしゃていましたよね?

西 村 あー。海外で決まってたら行けたのに遠征に行けたのにっていうことですか?

一ノ瀬 そうです。でも今は東京で良かったかなって。

 

  東京オリンピック・パラリンピックについて最近よく聞かれると思うんですけどいかがですか?

西 村 自分はそれだけ期待されているんだなと、本当に期待してくれてありがとうございますと言いますし、思いますね。でも言われれば言われるほどプレッシャーじゃないですけど重みは感じます。大会とか行くとそれこそ数十人の人から「お前ちょうどええ時期やろ」みたいに声かけてもらって、雑誌とかのインタビューもそんな感じですしやっぱりプレッシャーとは違うんですけど重みみたいな物は感じますね。頑張らないといけないなっていう原動力にもなります。

一ノ瀬 2つ先の大会について聞かれる事とかあんまりないんで、、、。東京やからですよね、絶対。

 

  一ノ瀬選手は最近メディアによく取り上げられていますがいかがですか?

一ノ瀬 メディアとの付き合い方は難しいです。3月にパラリンピックの選考会があるんですよ。一発勝負なんですよ、記録が出たらいける、出なかったらダメっていう。なんで1、2月大事やから年越したらあんまり(取材を)受けないつもりです。最近の取材の数が多くて大変。自分はロンドンパラを0.2秒とか足りなくて落ちたんですよ。それが(成長期の)高校の時だったんで泳いだら秒更新みたいな、泳いだら記録が出る時に0.2秒足りなくて落ちたんで悔しくて、、、その時はリオは絶対出るって思ってたんですけど。今の自分の理想は、場慣れって言ったら悪いかもしれないですけどパラの雰囲気を味わいたいたくて。パラリンピックは世界選手権とかと違うっていうのを先輩からも聞くので、とにかく一回その雰囲気を味わって、東京は決勝でメダルを獲るっていうのを目標にしてるので、3月に記録を出さなあかんねんけど。周りがもう、まるでリオの代表に選ばれてるかのような扱い、メディアがそんな扱いで。この前それがしんどくて熱出したこともあったんですけど、、、。元々競技をするのは自分のためじゃないですか?

西 村 そうですね。

一ノ瀬 やのにそれがわからんくなるほど、周りがうるさくてわからんくなって自分の声が聞こえない事が最近あったんで。一回メディアも減らして自分に集中し直したいっていうのが今の時期で。

西 村 あんまりガヤガヤされると集中できないですもんね。

一ノ瀬 結局、何のためにやっているのか見失いそうな時があります。

西 村 自分が楽しいから始めたのに。

一ノ瀬 そう、結局はそこやのに!

西 村 小さい時とかやってた理由は楽しいからじゃないですか。世界一になるとかじゃなるくて。その原点を無くしたらダメですよね。自分もたまにあります。「お前はこーしろ、あーしろ」とか「皆がお前の事見てるぞ」とかそんなの関係ないですよ。俺がやりたいからやってる。勿論応援してくれる人のためにも、結果を出さないといけないと、わかるんですけど。そればっかり言われちゃうと、最初に空手を始めた理由は楽しくて、空手が嫌な時期もあったけど、結局好きだからやってる。その気持ちがあるから人に言われすぎた時は、その原点を思い出すようにしています。

 一ノ瀬 メディアがリオの代表に決まっているみたいに取り上げれるんですよ!だから最近やたらおめでとうメールが届くんですよ(笑)。3月のリオパラリンピックの選考会での一発勝負やねんって。標準記録は切っててリオの参加資格は持っているけど、まだ日本の連盟の派遣資格をクリアしてないんですよ。水泳のパラリンピックは障害によって空手の階級みたいにクラス分けがあるんです。視覚障害が3つ、身体障害が10個に分かれてて。でも、出場枠が日本人水泳女子という分け方なので、自分のクラスで日本一になればいけるっていわけではなくて、日本人の女子の中で世界的に順位が高いやつから代表が決まっていって。正直な話、パラリンピックも発展途上の競技で、もともとリハビリとかのイメージが強かったと思うんですけど、それがだんだん競技性が高くなってきていて。でも、クラスによって競技性が本当に様々なんです。だから障害が重い人は、その分練習するにも精一杯で、正直そんなに競技性が高くないクラスから、私のクラスは障害が軽いので、自分で言うのもあれですがすごくレベルが高い。1位と8位の差が1秒以下のクラスもあれば、何十秒も空くクラスもあって、1位の人がダントツで8位やけどタイムでみると30秒空いていたりします。でも、そういうクラスの人と枠を取り合うっていうのは、正直ちょっと「えっ」ていうのはあるんですが、負けられないので厳しいです。パラの女子の中やったら1番練習してるんですよ。週10回泳いでいる人はパラの女子では聞いたことがないので。やけど、障害の程度は様々やから、週2回の練習でも技術があるベテランの選手が選ばれたりするから、そこはちょっと難しいところなんですけど、負けられへん。なので、メディアの取り上げ方とか、もし、リオに出られなかったらどうしよって思って。全部放送中止になりますよ(笑)。だから、メディアに出たくないっていうのもあったんですけど、私が出ることによって皆にパラを知ってもらって、パラの普及に繋がって選手層が厚くなって、日本のパラ界が強くなるのに繋がっていくって考えると、出たいっていう気持ちもあるので葛藤は毎回あります。

西 村 周りの声は聞かなくていいですよ。

一ノ瀬 心強い。

 

  五輪でいうと空手道は東京大会で正式種目に採用されることが濃厚ですが、その次の大会では行われるかはわからないですよね。

西 村 そうなんですよ。お試しじゃないですけど、今回のでお客さんがあまり入らないと一回きりかもしれない。逆にそこでしっかり皆が空手楽しい、面白い、盛り上がるってアピールできたら、その後のオリンピックでも採用さると思うんで今、日本だけじゃなく空手界全体がそこに向かって動いています。どの大会も最初の挨拶はオリンピックについてで。ぶっちゃけ空手はマイナー競技なんで、世間のイメージだとまだ空手って瓦割りだったり石砕いたりなんですよ。ボクシングみたいに相手を倒す競技だと思われているので、ポイント制って言うと「えっ」って驚かれる。組手と形が2つあるっていうのも知られていない。だからこのオリンピックで空手をアピールしてメジャーな競技になりたいっていうのが空手界全体の願いです。この東京オリンピックまでの5年が勝負所です。

 

  最後に今日の対談の感想をお願いします。

西 村 別の競技なんで違う考え方があったりする中で、共感できるところもあって、東京オリンピックを目指す上でいい刺激、いい勉強になりました。

一ノ瀬 まったく同じことを考えてました。全部言われちゃった(笑)。競技は違うんですけど、話の中で共感できることもたくさんあったので。今回、同じ大学のトップの選手と対談をしてみて、横のつながりがもっとほしいと思いました。

西 村 空手道部は、相撲部の方とは仲がいいですが、水上競技部とはつながりがなかったですね。バスケットボールのシェリフ・ソウ(経営4)さんやボクシング部の佐伯霞(経営1)さんとも話してみたいです。

一ノ瀬 経営学部のスポーツマネジメント学科には、色んな部活の人がいても、少人数の英語のクラスが一緒じゃないと、仲良くなる機会が少ないですね。私もボクシング部の霞ちゃん(佐伯霞)と話してみたいです。ありがとうございました。


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