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結果
2016.05.06

大会4連覇ならずも、実りある準優勝!

大会4連覇ならずも、実りある準優勝!
5月3日~5日

関西学生バスケットボール選手権大会

@大阪市立東淀川体育館

 

金田 加工
得点を量産し、大会得点王を受賞した金田(写真は大阪体育大戦)

大会結果

決勝戦

●近畿大65-73大阪学院大

関西選手権4連覇を達成するために、決勝戦に挑んだ近畿大。相手は準決勝で関西学院大を破った、U-24日本代表・澤邊を擁する大阪学院大だ。

第1ピリオド

近畿大16-18大阪学院大

試合開始から、近畿大は粘り強いディフェンスからチャンスを掴む。202cmの身長を活かし、ゴール下で圧倒的な存在感を放っていたシェリフ・ソウ(平成27年度卒)が抜け、インサイドの守備に苦しむと予想されていた新チーム。しかし蓋を開けてみると、PFの中西佑介(経営4)が積極的にリバウンドに飛び込み、ソウに代わる新たな大黒柱として躍動した。この試合でも中西の泥臭いプレーからリズムを掴んだ近畿大が濱高康明(経営2)のドライブを中心に速攻から得点を奪っていく。大阪学院大もFTを中心に得点を積み重ね、互角の展開で第1ピリオドは終了した。

中西 加工

 
力強いインサイドプレーでチームを支えた中西(写真は大阪体育大戦)

第2ピリオド

近畿大38-36大阪学院大

第2ピリオドに入り、引き続き濱高のシュートでリードを奪う近畿大。しかしここから大阪学院大のエース・澤邊が本領を発揮し、シュートを沈める。澤邊の切れ味鋭いドライブを警戒するも、外からは木下(大阪学院大)にネットを射ぬかれ、相手にリードを許してしまう。しかし、近畿大も応戦。今大会でブレイクした点取り屋・金田拓也(経営3)が「外す気がしない」強気な3Pシュートを連続で決め、近畿大に流れをもたらす。それに対し大阪学院大も3Pシュートを決めその流れを断ち切る。互いに譲らぬ好ゲームは近畿大2点リードで折り返した。

第3ピリオド

近畿大53-54大阪学院大

後半開始直後、近畿大は持ち味の堅守から相手のミスを誘い、9点差を開けスタートダッシュを切る。たまらず大阪学院大はタイムアウトを取る。しかしここからやはりこの男が近畿大の前に立ちふさがった。澤邊圭太である。鋭いスピンムーブで近畿大の選手を抜き去り、得点を量産。すぐさま試合を振り出しに戻した。近畿大も金田や西岡伊織(経営4)を中心とした攻めで対抗する。まさに頂上決戦にふさわしい白熱した試合は大阪学院大1点リードで最後の10分へ。

西岡 加工

 
金田に次ぐ第二の得点源として活躍し、優秀選手賞を獲得した西岡(写真は大阪体育大戦)

第4ピリオド

近畿大65-73大阪学院大

最終ピリオド開始と同時に大阪学院大のオフェンスが牙を剥いた。澤邊のドライブを中心とした攻めで大阪学院大がリードを広げる。もはやここまでか。しかし、Deep Blue Soldiersは決して諦めない。濱高のミドルシュートを皮切りに、好調・金田が執念の3Pシュートを沈める。沸き上がる近畿大ベンチ。流れが近畿大にまた傾き始めたかと誰もが思ったが、次のポゼッションから大阪学院大の木下が3Pシュートを含む連続得点を決め、主導権を渡さない。そして大阪学院大はゾーンプレスで近畿大の息の根を止めにかかる。何とかプレスをかいくぐり、金田は3Pシュートを狙うが、無情にもボールはリングに弾かれた。勝負あり。近畿大は準優勝で大会を終え、関西4連覇の夢は潰えた。

惜しくも優勝を逃した近畿大であったが、今大会は非常に実りの多いものとなった。金田は大幅に得点数を上げ、自身としては初となる得点王に輝いた。ツーガードの一角・岡田雄三(経営3)が負傷離脱し、一時はどうなるかと思われたガード陣だったが、岡田とバックコートを組んでいた濱高が見事にその役割を担い、アシストを中心としたゲームメイクでプレイヤーとしての新しい側面を見せた。優秀選手賞を獲得した西岡を筆頭に4回生の活躍も光り、新たに台頭した新入生プレイヤーとともにチームに厚みをもたらした。

濱高 加工

 
持ち前の得点力だけでなくアシストも光った濱高(写真は大阪体育大戦)

「前回王者のプライドを持って戦う」。決勝前日に主将・岩本龍儒(経営4)はそう語った。「黄金世代」が抜け厳しい船出が予想された新チームだったが、まさに「王者のプライド」を全面に見せた闘争心で素晴らしい戦いを見せてくれた。次戦は6月の西日本選手権。彼らはさらなる成長を遂げ、失った王座を奪還してくれるに違いない。 【磯村智】

 

 

各試合結果

5月3日  準々決勝 VS関西大  ○72―54

5月4日  準決勝  VS大阪体育大  ○80-73

5月5日  決勝   VS大阪学院大  ●65―73

個人賞

敢闘賞:金田 拓也

優秀選手賞:西岡 伊織

得点王:金田 拓也 総得点 84点

 

試合後のコメント

禿監督「今回の大会は最低でもベスト4が目標だった。目標を達成できてほっとしてます。ここまで来れるとは思わなかった。(勝利した)準決勝の大阪体育大も接戦で負けるかもと思った。決勝は負けてしまったがそれでも最後まで勝ち上がってきた選手達はよく頑張ってくれた。

決勝の敗因は私の采配ミス。9点リードして向こうのチームがタイムアウトとってから守り方を変えてきたのに、(タイムアウトを取らず)我慢してしまった。あそこはすぐに時間を止めるべきだった。

金田は正直ここまでやるとは思わなかった。そこそこはやるとは思っていたが、嬉しい誤算です。

西岡は春先まではミスが多かったけど、思い切ってプレーするようになった。それまでは試合にあまり出ていなかったので。西岡だけでなく、中西や岩本も。岡田と濱高以外全員そう。それでも彼ら4年生がよくやってくれたと思う。チーム全員が(昨年)王者の意地やプライドを持って戦ってくれた。

西日本も組み合わせを見る限り一戦一戦しんどい相手が待っている。それでも最低ベスト4までは行きたい。こういうメインの大会で勝たせてあげたい」

4回生

主将:#7岩本「自分達のミスをした時にやられた。能力の高い相手にファウルで使って止めようとはしたが上手くできずシュートを決められた。

岡田が抜けてしんどくはなったけど、その分カバーした。金田は自分がエースとの思いでやってくれた。4回生も頑張った。普段は気持ちをあまり外に出さない奴らだけど出せるようになってきた。

4回生がもっともっとチームを引っ張らないといけない。ガード陣の成長が必要。金田に頼り切らなくても勝てるチームにしたい。ディフェンスからの速攻をできるように。」

#69中西「僕自身としてはイージーなシュートを外し過ぎた。あんなシュートを決めないと勝てない。チームとしては個々のスキルアップができたと思う。ディフェンスやリバウンドをチーム全体でやるとかは成長できたと思います。大事な場面で決めきれないのは練習不足としか言えないです。また練習から見直します。正直勝てる相手だったので、今は悔いしかないですね。

新チームになってずっと負けてて、まとまりがなかったのでみんなで話したり試合を経るごとに大分変わってチームとしてまとまってきたなと思います。今日の試合もみんなで声で出し合って、みんなでディフェンスやリバウンド頑張れたのは良かった。

この後の西日本やリーグ戦に向けてこの大会で出た良かった点、悪かった点を踏まえて修正して挑んでいきます」

#16西岡「(個人賞は)僕個人が凄いんじゃなくて、スタメンに抜擢してくれた禿先生に感謝したいです。

フォワードのポジションで出ているので点を取るのが仕事なんですけど、無理していかなくても金田が点を取ってくれるので自分は自分の役割を果たすだけでした。

(チームについて)最初は弱くて試合も負けてばっかで、自分たちも何していいか分からん様な状態だったんですけど、大会通して声かけ合ったりとかどんどん上に勝ち上がっていくごとに良くなっていったなと思います。技術的にはそんなに急激にレベルアップしてるわけじゃないんですけど絆みたいな結束が生まれたのが良かったかなと思います」

3回生

#15金田「第1ピリオドでは徹底マークを受けて、あまりボールに触れなかったが、チームメイトが粘って試合を繋いでくれた。第3ピリオドの途中から相手に流れを持って行かれたのは課題。悔しいが勝負所でシュートを外さなかった相手の方が上手(うわて)だった。

(大会を通じて)調子が良く、シュートは打てば入る気がした。この感覚を忘れず次の大会でも多くの得点を取りたい。

今回準優勝したプライド、去年西日本を制覇したプライドを持って上まで上り詰めたい。」

#3岡田「決勝いけるか心配だったけれどなんとかいってくれた。自分はひじの骨をつぶしてしまった。リハビリは3カ月。リーグ戦に間に合うかどうか。下半身の筋トレとかやっていくしかない。ガード陣が濱高、西岡さんに楽に打たせてあげればもっと良くなると思う。

2回生

#9濱高「自分たちは挑戦者だという意気込みで試合に臨んだ。中に切り込んでドライブで試合の流れを変えに行った。大会を通して第2ピリオドの出来が悪かったが、第3ピリオドに追いつくことができ、『追いつく力』を得たと実感した。

(岡田の不在について)自分がやるしかないと感じた。今大会で良いところと悪いところの両方が出たので、悪かった点を改善して、一試合一試合で成長していきたい。準優勝では満足していないので、次の大会では絶対に優勝する。」

#2稲見 和也「自分はミスが多かった。チームの役に立てなかった。岡田さんのケガはチームにとってはピンチだけど自分はもっと出れるチャンスだと思ってポジティブにとらえた。金田さんに頼りがちなので、生かしつつも周りもしっかりできるようにしていかないと」

1回生

#24今村拓夢「出場時間は多くなかったけれど大学と高校の差を感じた。反省ばかり。体の強さや高さが高校とは違う。自分も体の強さはもっと極めたい。

自分は監督からリバウンドやディフェンスをして、ボールを貰ったらシュートを打てと言われている。それをできるようにしたい。

金田さんのように点を取ってチームを助けられるようになりたい」

#33濱田貴流馬「自分は細身なので、大学生の寄せのプレッシャーや体の強さに負けることが多かった。自分の良い点、悪い点も見つかっていい成長ができた。今後は体の強さが課題。

(1年生ながら指示を飛ばすのは)高校の時から言われてるんですけど「中よりも外がしゃべれ」と、禿監督もガードが指示を出さないと始まらないと仰って下さっているので自分としてはやりやすいです。

岡田さんの存在はでかいです。この大会も金田さんに助けられました。西日本では岡田さんの抜けた分を僕や五十嵐、稲見さん、岩本さんガード陣だけでなく皆で補っていきたいです」