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レスリング部
2015.12.29

有元、最後の天皇杯で涙

有元、最後の天皇杯で涙
 

12月21日~23日

天皇杯 平成27年度全日本レスリング選手権大会

@国立代々木競技場第2体育館

 

秋季リーグ戦から2週間、有元伸悟(法4)が学生生活最後となる天皇杯の舞台に挑んだ。インカレ、内閣総理大臣杯で優勝し学生二冠王者の有元。明治杯61㎏級優勝の鴨居(自衛隊体育学校)がオリンピック階級である65㎏級にエントリーしたため、優勝候補の筆頭として注目された。

第1シードの有元は2回戦からの登場。2回戦を6-4、3回戦を6-2で勝ち進む。準決勝は早川(早稲田大)との対戦。序盤から得点を重ね、第1ピリオドを6-2で折り返すと、そのまま安定した試合運びで8-3で決勝進出を決めた。昨年越えられなかった準決勝の壁を超え、優勝まであと1勝のところまできた。

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共に戦ってきた長尾武沙士コーチと気持ちを落ち着かせる

決勝戦。相手はインカレ決勝と同じ乙黒(山梨学院大)で、明治杯も含め今年3回目の対戦だ。再び両者が顔を合わせることになった。試合前、緊張した面持ちの有元だったが時折笑顔も見せた。第1ピリオド。1分30秒で投げ技を決められ4点を失うなど苦しい展開。6-9で折り返す。しかし第1ピリオド終了間近のプレーで古傷の首を痛め、マット上で倒れ込むアクシデントに見舞われながら迎えた第2ピリオド。巻き返しを図るべく、有元も果敢に攻める。残り1分半の時点で8-11で3点差まで追い上げる。だが有元がバックを取りに行ったところを逆に相手に取られてしまい、そのままローリングで一挙8点を取られ8-19。4分53秒、テクニカルフォール負けとなった。

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タックルを決める有元

昨年3位の天皇杯。今年は準優勝に終わった。本年度、数々のタイトルをものにしてきた有元だったが最後の天皇杯優勝のタイトルは掴み取ることができなかった。これをもって全ての試合を終えた有元。彼の活躍は近畿大レスリング部の歴史に鮮明に刻まれ、これからも後輩たちへ受け継がれていくことだろう。有元選手、お疲れさまでした。

 

試合後のコメント

有元「情けない。どうしても取らないといけないタイトル。すごくプレッシャーもあった。今までやってきたこと、全ての期待に応えるためにも優勝したかった。(相手は意識してたか?)油断はしていないが安心はあった。積極的に攻めてきて、自分も取りに行かないといけないと焦り、そこを突かれ、ころころと点を入れられてしまった。負けてしまったが、この4年間は本当に楽しかった。十分すぎる結果を取れたし、すごい成長させてもらった。」

《61㎏級最終結果》

優勝 乙黒圭祐(山梨学院大)

準優勝 有元伸悟(近畿大)

3位 菊地憲(静岡クラブ)

【キンスポレスリング部担当の目から】

今年は、1年時から活躍してこられた4年生3人のラストイヤーとして、担当としても思い入れの強い年となりました。主将の佐藤さんを筆頭に有元さん、池田さんがチームの中心となってチームを良い雰囲気にしておられました。

最後のリーグ戦の意気込みを聞いた時、そろって「とにかく楽しくやりたいです」とおっしゃったことがすごく印象的でした。3人がチームに与える影響は計り知れないものだと感じました。

そしてなにより、有元さんのインカレ優勝の瞬間を取材出来たこと。あの感動、涙は忘れられません。担当として、本当に濃い1年を過ごさせていただきました。ありがとうございました。4年生のみなさん、4年間お疲れ様でした。これからの更なるご活躍を心よりお祈りしています。【森谷彩夏】