次の西日本で巻き返しを図る
【相撲部】
第56回全国選抜大学・実業団対抗相撲和歌山大会
@和歌山県営相撲場
課題が浮き彫りとなった。
昨年団体3位だった本大会。今年は団体、個人ともに予選敗退で、悔しい結果に終わった。
宇和島、宇佐と続けて個人優勝を果たしている主将・元林健治(経営4)は今大会調子が上がらなかった。足が前に出ず、体が反り返ってしまうシーンが多くあった。試合後のインタビューでは「自分の弱さが出てしまいました。稽古が足りていませんでした」と反省しきりだった。
主将の調子が戻ってくるのを期待したい
団体で大将を務めた山口怜央(経営2)は本来の粘り強さが戻ってきていた。団体2回戦、東洋大職員・中出との一戦。なんぼなんぼと体格差のある相手だったが、立ち会いから相手の懐へと低く入った。土俵際まで追い詰められるが上手く立ち回り、上手投げで白星を勝ち取った。
粘り強く戦った山口
公式戦が始まり、ここまで順調にきていた近大。今回は惜しくも表彰台を逃してしまった。しかし悔しさを味わったミラクルベアーズは、どこの誰よりも強くなって次の舞台・堺へ戻ってくる【久保遥菜】
☆団体戦
一回戦(対九州電力(株))
元林○押し出し●元杉
谷岡○寄り切り●橋本
山口○上手投げ●吉田
二回戦(対東洋大職員)
元林●寄り切り○荒木関
谷岡●突き落とし○芳賀
山口○上手投げ●中出
三回戦(対日本通運(株))
元林●押し出し○内山
谷岡○寄り切り●古川
山口○上手投げ●濱田
順位決定戦(対日本体育大)
元林○寄り切り●西
谷岡●叩き込み○デルゲルバヤル
山口●上手投げ○石崎
☆個人戦
出場していた元林、谷岡倖志郎(経営3)、山口、渡辺拓(経営2)は予選敗退
~コメント~
○伊東監督
「勝てないことはなかったんだけど、全体的に動きが悪かったね。(山口が粘り強かった)ケガしてなかったらもともとそういう選手なんだけど、ちょっと稽古が不足していて今日が本番みたいな形でしたね。元林は今日調子が悪くて、団体戦では先鋒戦で元気な相撲取らないとあとに影響してくるから、流れが悪かったね。春先勝ち続けてたから、変に守りに入ってたかもしれないね。(西日本では)すぐに悪いところは修正していきたいですね」
○元林
自分の気持ちの弱さと、前に出れなかったことがポイントだと思います。(社会人と対戦して)まだまだ稽古が足りないんで、しっかり稽古して、西日本選手権で優勝目指します。
○谷岡
「まだまだ全力不足なんで、11月のインカレに向けてもっと稽古して上に上がりたいです。(団体は個人的には2勝)まあでも結果勝つことは出来なかったんで、今日は最後転がされて負けることが多かったので、そこが1番ダメだったところだったなと思います。(順位決定戦に向かう時に意識していたこと)勝つしかなかったので、とりあえず前に前に出ようと思いました。さがってしまってはおけないので。でも今日は、結局自分で意識してたことは出来ませんでしたね。(西日本に向けて)個人も団体も優勝ですね。とりあえず今はまだまだ力不足なんで、稽古をしっかりしていきたいです」
○山口
あんまり前に出れなかったんで、これからは前に出る相撲をとれるようになっていきたいです。(東洋大職員と戦った際に何を意識した)がっぷり四つになったら絶対体格差が違うんで、低く入って攻めようと思いました。(西日本にむけて)自分が必ず1点とって、優勝しないとダメだと思うでので、個人も団体も優勝したいです。