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2017.11.28

「逃がした魚は大きかった…」京産大に惜敗、入れ替え戦確定

「逃がした魚は大きかった…」京産大に惜敗、入れ替え戦確定
前半、負傷交代をした喜連

【ラグビー部】

11月25日(土)

2017ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 最終節

@西京極総合運動公園陸上競技場

対京都産業大

〇スコア表

スコア

 

〇スターティングメンバー表

図1

 

運命の最終節。勝つか、負けるか。近大には「勝つ」しか選択肢は残されていなかった。負ければ2015年以来の入れ替え戦へ。避けたいところではあったが、それが現実のものとなってしまった。

前半4分、No.8武田(京産大)が早速トライを決めるが、同7分、SH山本豊(国際2)がインゴールに駆け込みトライ。これが口火となり、近大の猛攻が始まる。同26分、FL迫田冬馬(経営3)が味方からつながれたパスで、相手のディフェンスに苦戦を強いられながらも粘りのタックルでトライ成功。その後同31分、WTB川井太貴(経営2)が10mライン付近から、手薄になった京産大のディフェンスに切り込み、ほぼ独走状態でトライを決める。ロスタイムに入り、同41分で京産大の反則により近大はペナルティーゴールを選択。周りに緊張感が走る中、SO喜連航平(経営4)が落ち着いてPG成功。ここで、前半終了。

山本豊2
仲間に歓迎される山本

川井??
インゴールに飛び込みトライを決める迫田

川井?
ほぼ独走状態でトライを決めた川井

喜連ゴール
PGを決める喜連

まもなく後半開始。選手たちがフィールドに出ていく。観客が熱い声援を送り、選手たちはその声援に手を振り応えた。前半の勢いのまま、後半もプレーしたいところだった。しかし、現実はそう甘くはなかった。

後半18分、WTB濱田(京産大)がトライを決め、17ー27と10点差に詰め寄る。同23分、近大のオフサイドによりラインアウトから試合再開。その後、ボールは京産大に渡り、素早い連続パスで一気に自陣を攻められ、得点を決められそうになるも、何とか相手の反則を呼び込んだ。この間、主将・喜連を始めとする主力陣が試合中の負傷により離脱。それに伴い、京産大の攻撃に勢いが増し、近大のディフェンス陣は食らいつくことができなかった。相手のロングパスにも対応できず、手薄になるディフェンス。必死に食らいつこうとするが、止めることができず、同39分には24ー27と3点差に迫られていた。そしてロスタイム突入。喜連に代わってSOに入った梅村太郎(経営3)が10mライン付近で走り抜け、そのままトライするかと思われた。しかし、梅村は蹴り出してしまい、チャンスを逸した。その後も京産大の一つ強力な武器であるスクラムからLO城間にトライを決められ、遂に29ー27と逆転されてしまう。続くゴールも成功し、31ー27と点数を広げられる。近大の観客席が静まり返る中、無情にもノーサイドの笛が響き渡った。

主将・喜連は「相手はFWのチームなので、ゆっくり点数も重ねられましたし、そして自分たちはBKというアタックのフォーメーションというところで、相手のほうが上でした」と相手の力に脱帽した。

入れ替え戦が確定した近大。しかしリーグ戦最終節の挨拶で喜連は「京都産業大学さんが全国の強敵相手に戦う姿を応援しています」と相手の健闘を称えた。さらにインタビューでは、「相手が強い弱いは関係ない。一点でも多く勝つマインドです」と力強く語った。

結果は負けてしまったが、そう語る主将・喜連の姿はどこのチームよりもたくましかった。【久保遥菜】

 

~試合後コメント~

〇中島茂総監督

「1番強い天理を倒すというところで、倒せなかったけどそこそこのゲームはできたと。そこでこのチームは燃え尽きた感があったので、その次の同志社戦は、天理戦の時のような一週間の準備を、気持ちの面でもプレーの面でも魂が入っていなかったというところだったんですけどね。京都産業大学はもう2位が確定しているんでね、せめて近大の存在感を植え付けるにはここで勝ってリーグ戦を終えたかった。そういう意味ではいい準備ができたので、前半戦のゲーム展開になったと思います。ポイントは3つあって、1つはボールの争奪で50%以上確保するということです。スクラムのマイボールだったり、ラインアウトのマイボールだったりの獲得ができるかというところで、それなりにできたと思います。あとは近大の生命線であるタックルポイントで押し返して押し込んでるかどうかで、そういった意味では前半は良かった。3つ目は自陣で反則しないこと。京産大の1番の強みはラインアウトモールで押し込んでトライするパターンと、敵陣のゴール前でスクラムを組んで押し込んで相手の反則を誘うパターンというところで、前半はなんとかしのげた。予想外の15点差で折り返したのは良かったですよね。あと後半は風上になるわけですから、無理せず、敵陣でプレーせなあかんというところでね、キックを多く使って敵陣に入るということが大事だったんですけど、キックして入る場所が悪かった。後半全体的にゲームが甘かった。前半に比べるとゲームが甘くなっていましたね。勝ちを意識して守りに入っていて、倒しにいっているのではなくて止めにいっているというところで、勢いがなくなっていた。向こう(京産大)は追い上げムードやし、こっち(近大)は気持ち的に追い込まれるし…。

(入れ替え戦について)入れ替え戦というのは独特な雰囲気があるから、どうしてもAリーグのチームが慎重になるんです、だから大概が前半が接戦で後半で突き放すという形になります。春は圧勝していますけど、春と秋は違いますから、やはり攻めていかないといけないです」

 

○主将・喜連

「力の差だと思うので、そこは相手のほうが上手だったと思います。相手はFWのチームなので、ゆっくり点数も重ねられましたし、そして自分たちはBKというアタックのフォーメーションというところで、相手のほうが上でした。(後半、京産大の追い上げに関して)そういう試合展開は予想できていましたし、そこでこれまで勝つというメンタリティーでやってきた中で、点数を取られたというのは結果の全てなので、そこは相手の強いところでした。(入れ替え戦について)一点でも勝つ、そのマインドで、相手が強い弱いではなく、自分たちのプレーをしてとことんやりきって負けてしまえばそういうチームだと思いますし、空気とかじゃなくて真っ向勝負でやらないといけないこと、またはやらなければならないことの集大成だと思うのでしっかりやっていきたいと思います」