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水上競技部
結果
2017.03.26

一ノ瀬世界パラ水泳選手権!

一ノ瀬世界パラ水泳選手権!
【水上競技部】

3月5日

パラ水泳春季記録会兼ワールドパラ世界水泳選手権大会代表選手選考会

@静岡県富士水泳場

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平泳ぎを泳ぐ一ノ瀬メイ(経営2)

世界

「3種目ともベストを更新できて良かった」と語った水のプリンセスは試合後、笑顔がはじけた。一ノ瀬メイ(経営3)が、女子100m背泳ぎ・S9で1分18秒69、女子50mで自由形S9・で31秒02と2種目で自身の持つ日本新記録を更新した。さらに200m女子個人メドレーSM9にも出場し、2分40秒25と日本記録を更新。また、派遣記録も突破し、9月末にメキシコシティで開催される2017世界パラ水泳選手権大会の出場が決定した。昨年は派遣記録に届かず、選考会で代表入り。今回は見事に突破し、リベンジを果たした。

感触

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背泳ぎで周りと大差をつけた

今回出場する100m背泳ぎ・S9と200m個人メドレーSM・9の日本記録は自身の持つものであり、派遣記録を切ることがおおいに期待された。

まず一ノ瀬は女子100m背泳ぎ・S9に出場した。スタートに成功し、ゴールするころには、他の選手を寄せつけず、1分18秒69でフィニッシュ。自身の持つ日本記録を更新した。派遣記録である1分17秒70を切ることができなかったが、一ノ瀬は確かな手応えを感じた。

突破

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鮮やかなバタフライを泳ぐ一ノ瀬

つづく200m女子個人メドレー・SM9に出場した一ノ瀬。この種目は背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、クロールの順で泳ぐもので、一ノ瀬の得意種目だった。選手たちがスタートの準備をしている時、会場からざわめきが無くなり、静寂に包まれた。だが、スタートすると同時に会場が応援で飛び交った。中でも一ノ瀬に対しての応援は凄まじいものだった。一ノ瀬はスタートダッシュに成功。まず背泳ぎで力泳をする。ターンをしてから次に鮮やかなフォームのバタフライで周りを圧倒する。つづく平泳ぎで周りとの差をどんどん離し、「自己ベストを更新する」と最後のクロールは圧巻の泳ぎをみせ、ゴール。タイムは2分40秒25と自身の持つ日本記録を更新した。更に派遣記録2の2分44秒93だけでは留まらず、派遣記録1の2分40秒30も突破した。この結果を踏まえ、メキシコシティで開催される2017世界パラ水泳選手権大会に出場が決定した。泳ぎ終わった後、観客席からの声援を受け思わず笑顔がこぼれた。笑顔満開の水のプリンセスが戻ってきた。

3種目は50m自由形・S9に出場したが、惜しくも派遣記録を突破することはできなかった。だが31秒02でゴールしまたもや日本記録を樹立した。

決意

 

 

試合後に一ノ瀬は「今年の個人メドレーの目標は2分40秒を切って、30秒台に到達すること。だが、今回の2分40秒25の結果ではまだまだ世界と戦えるレベルではないので、特に平泳ぎと自由形は強化し、さらに持久力を付けていきたい。今回派遣記録1を突破し年齢も関係なく日本代表入りをできたことが自信に繋がった。あと最近、応援してくれる人が増えてきたので、これからは結果で返していきたいと思う。しかしまだ絶対的な実力はない。更に一人で戦わなくてはいけない場面が今後多くなる。これから2020年の東京パラオリンピックで活躍しようと思ったら、2020年にベストを出せるのではなく2019年までに世界のトップレベルと戦える実力をつけていきたい。」と代表入りが確定しても、すでに今後のことを見据えていた。

成果

 

近大に入学してから今年で3年目になる一ノ瀬。入学してから一ノ瀬は義手に取り組んでいる。その結果、腕立てや懸垂といった筋肉トレーニングができるようになり、タイムが去年の静岡水泳記録会の時よりも約1秒縮めることに成功した(200m個人メドレー・SM9)。今年の9月末にはメキシコシティで世界パラ水泳選手権大会が待っている。去年のリオパラリンピックで大きく成長した水のプリンセス。舞台はメキシコに変わるが活躍が大いに期待されることは明確だ。

【高橋崚】